自己愛性人格障害者の心理

自己愛性人格障害者は恋愛できない

自己愛性人格障害者は、恋愛できません。 自己愛性人格障害者と交際や結婚をしている、また 過去にしていたという人達は分かるかとは思いますが、 彼らはある時は情熱的に、ある時は嫉妬深く 被害者に対して強い執念を見せます。 恋愛上手といってもいいくら…

「なんとも思わないの?」という言葉

自己愛性人格障害者は、 「人としてどうかと思う」と直接的に言うよりも、 「あなたはこういうことをしているんだよ」という言い回しをして、 「それって、人としてどうかと思わない?」という 問いをターゲットや周りにし続けます。 例えば、 自己愛性人格…

口先だけで行動に移せない人

口先だけの人、というのは 意外と多いかとは思います。 口先だけの人、と思われている時点で、 その人自身が結構な頻度で 「大きいことを言う割には、行動が伴わない」 「計画的にこなすような口ぶりでいながら、 スケジュール通りに動けない」 というような…

口先だけで心配したふりをする

自己愛性人格障害者は優しい、 と評されることがあります。 あれだけ優しい言葉をくれるのだから、 自己愛性人格障害者などではないのでは? と思う被害者も多いと思います。 彼らも何も、 「とても心配しているんだよ」と 棒読みで声かけするわけではないの…

優しいからモラハラじゃない?

よく聞く、被害者のセリフがあります。 「自分の夫は、優しいからモラハラとは 違うと思います」。 「優しいときはものすごく優しいし、仕事熱心だし、 子煩悩だから、 本当はとても繊細で、ただ傷つきやすいだけだと 思うんです」。 ここで注目しなくてはな…

束縛する心理

束縛する心理とは 自己愛性人格障害者の支配を語るとき、 束縛という行為は切っても切り離せないくらい よくあることです。 彼らの場合は行き過ぎた束縛になり、 被害者は行動を制限されたなか(というよりは被害者が 自ら行動範囲を狭めるようにコントロー…

人は依存しないと生きてはいけないのか

依存とはなんなのか 自己愛性人格障害者を見るときに、 「依存」というキーワードは必ず出てきます。 しかしこの依存というワードは、必ずしも 自己愛性人格障害者だけに当てはまるものではありません。 依存というのは、「他人やものに何らかの効果を期待す…

「体罰が必要」という考え方

モラルハラスメントは、 相手に責任転嫁することが 第一条件です。 それは、モラルハラスメントを行う側が、 自分で責任をとるほどの心の強さがないからです。 ですので、 「ああ、あなた。私の代わりに責任をとってね」と 物理的に何かを押し付けるというだ…

自己愛性人格障害者への接し方

自己愛性人格障害者の特徴のおさらい まず、自己愛性人格障害者というのは 自我の確立ができていない状態になります。 それゆえいつも劣等感、アイデンティティの危機 というものがつきまとい、その心の偏りに対してバランスをとるために 強い劣等感と強烈な…

口先だけで中身が伴わない人

口先だけで中身が伴わない人は、 「自分の中身を見ないために」理想を語るという 特徴があります。 つまり、根本的には自分が能力不足であることも 理解していますし、 自尊心も低い場合が大半です。 ところがそれを直視できないような状態だと、 理想を語れ…

他人の幸せが許せない

例えば、 他人の幸せを喜べないということは 普通にあり得ることです。 なぜなら、人も誰しもに共感できるわけではなく、 身近な人間、ごくごく限られた人間関係の中において やっと「幸せでいてくれて嬉しい」と思える相手が いるくらいで、 誰しもかれしも…

口だけで実践しない人

自己愛性人格障害者もそうですが、 口だけで実践しない人というのは 数多くいます。 自分は尊大であり、多くの偉業を成し遂げることができる。 とても素晴らしいアイデアを、自分にしか成しえないようなことを 思いつくことができる。 そう言っている割には…

自己愛性人格障害者の嫌がらせの特徴

自己愛性人格障害者の嫌がらせというのは 執拗で、かつ残忍です。 まず自分がターゲットに対して行うことを 嫌がらせと認識しておらず、 「教育」とか「指導」とか 「愛してるとわからせるため」とか そういったような正当性のある言葉に置き換えます。 この…

「怒り」は伝播する

怒りというのは、 非常に簡単に、そして確実に伝播・ 連鎖していくものです。 いち会社員が、上司に怒られたとします。 そして怒られた会社員は、自宅に帰ると 散らかった部屋を見て子供に対して怒鳴り散らします。 「なんでこんなに散らかしているんだ。 全…

敵愾心

自己愛性人格障害者の持つ攻撃欲を一言で表すと、 「敵愾心」という言葉がとてもしっくりくるでしょう。 敵愾心(てきがいしん)というのは、 敵に対して怒りを燃やし、これを倒そうとする・・・・と いう意味を指します。 ところで、敵というのはこの場合誰…

なぜ暴力をしつけだと思い込むのか

暴力をふるう人ほど、 自分の正当性を主張するものです。 逆にいうと、自分の正当性を主張するために、 暴力をふるうということでもあり、 暴力をふるうためには、 自分の正当性を主張しなくてはならない・・・ ということでもあります。 つまり、暴力を日常…

暴力=しつけだという思い込み

暴力はしつけの一部であるという 思い込みがいまだにあります。 確かに暴力というのは強い強制力を 持ちますから、 「暴力をする側」にとっては非常に有効な 手段となります。 ただ、しつけを行う側というのは、 どういうしつけを行ったほうが子の利益になる…

自己愛性人格障害者を救えるのは、ターゲットではない

ターゲットというのは、 いかにして自己愛性人格障害者の 孤独をいやすか? モラハラ思考から解き放とうか? ということを必死に考える生き物ともいえます。 それがターゲットがターゲットたる所以であり、 そういう特性を持つ人達です。 しかし、自己愛性人…

自己愛性人格障害者は謝らないという誤解

自己愛性人格障害者の謝罪に対する誤解 自己愛性人格障害者は 自分がいつでも一番だからこそ、 謝る必要もないし謝らない、というような 誤解を招く表現が見られることがあります。 それは大きな間違いで、 自己愛性人格障害者でもなんでも、 謝る必要があれ…

完璧な子育てはありえない

毒親ほど、自分も自分の子育ても完璧だと 思い込むということは先の記事で 述べました。 www.jikoaisyougai.com ところが、完璧な子育てというのは まずありません。 完璧な子育てをするには、その親自体が完璧でなくては いけないからです。 しかし、当然な…

自分以外を見下す

「自分以外はみんなバカ」という あからさまに他人を見下してしまう発想を そのまま持ってしまうのが自己愛性人格障害者ですが、 基本的に他人を見下すようになるというのは、 傷つきすぎた人にもみられる心理状態です。 というのも、 傷ついた人というのは…

恨みのもと

自己愛性人格障害者は、 そもそもターゲットを恨んでいるというよりは、 自分自身を恨んでいて、 なおかつ自分にここまでの劣等感を植え付けた 親や監護者を恨んでいます。 その憎しみは、しばしばターゲットに対して向けられたり、 ターゲットに自分の親へ…

モラハラ加害者の「優しい言葉」

モラハラに関してよく誤解されているのは、 モラハラとは自分へのストレスや責任を軽減させるために 行う心のシステムのことであるので、 特定の行動や目に見えた悪意などに限りません。 自己愛性人格障害者のターゲットへ向けてかける優しい言葉も 結局のと…

ストレスを回避しようとすると、ストレスがたまる

人間というのはストレスをやわらげよう、 回避しようとするシステムが備わっています。 それが防衛機制です。 防衛機制が過度になると、「モラハラ」という 状況を生み出します。 自分を守りつつも、相手を攻撃しなくては ならないからです。 自分(の優位性…

劣等感が強くなると、罪悪感も強くなる

基本的に、 自己評価が低い・つまり劣等感が強い人というのは 罪悪感も強く感じるようになります。 劣等感が強ければ強いほど、 「自分があのときこうしたから」 「あのときこうしなかったから」 というような考えばかりが頭の中から離れなくなったり、 さら…

自意識過剰になるのは自分に自信がないから

自分に自信があるから 自分は人から注目される存在なのだと 自惚れて、自意識過剰になるわけではありません。 自分に自信があるということは、 現実が検討できるということであり、 自分がさほど注目されていないことなど 知っている状態にあります。 自分に…

学歴コンプレックスは一生つきまとう

学歴に対するこだわりが強い期間というのは、 なにも青年期~中年期限ったものではありません。 学歴コンプレックスを持った人というのは、 老年期になっても学歴に対して拘る(やたらと発言する) ことが非常に多いです。 自己愛性人格障害者も例外ではない…

モラハラのあとに、優しいのはなぜ?

自己愛性人格障害者は DV加害者と同じで、 とてつもない罵倒をした後に、 「あなたのためを思って言ったんだよ。 その思いに気付いてね」 「怖かったよね。ごめんね。自分の言ったことは 本当に酷い言葉だよね、許されないよね」 というような、優しい言葉を…

自己愛性人格障害は悪化するのか

結論からいうと自己愛性人格障害というのは 悪化しませんが、 自己愛性人格障害からくる症状というのは どんどん悪化(エスカレート)します。 これは、 どういう対応をとっていても、です。 もちろん自己愛性人格障害者に対する 正しい対応(症状・いわゆる…

マザコンが多い

自己愛性人格障害者には マザコンが多いです。 ここで、誤解を解いておきたいのですが、 マザコンというのは 「お母さんが大好き!」とか 母親と何度も連絡をとったり母から 意識が離れられないということを 指しているのではありません。 母親から、 精神的…