口だけで実践しない人
自己愛性人格障害者もそうですが、
口だけで実践しない人というのは
数多くいます。
自分は尊大であり、多くの偉業を成し遂げることができる。
とても素晴らしいアイデアを、自分にしか成しえないようなことを
思いつくことができる。
そう言っている割には、
大した成績も出せませんし、効率も良くないことが
非常に多いです。
そして突拍子もないアイデアも、斬新のように感じても
非現実的なことが多く、そういう意味で
斬新に感じるだけ、ということも非常に
多く見受けられます。
具体性に乏しく、計画性が低いのです。
むしろ夢を語るのには現実は邪魔だといったように、
現実的な話を全くしないのが特徴です。
あるいは現実的な部分は人に押し付けたり、
他人には「いつまでに」「どこまで到達するのか」ということを
執拗にチェックしたり強制しようとしたりします。
自己愛性人格障害者が上司である場合は、
そういう理想を追い求めるための現実的な処理を
すべて部下にさせようとすることさえみられます。
しかし、自分は実践しようとはしません。ストレスがかかるからです。
自己愛性人格障害者にとって必要なのは
偉大な夢を語ること、と偉大な夢を語れる自分でいること、
それが成し遂げられるのが自分自身であると思い込むこと、
ただそれだけです。