被害者の心理

「必要とされたい」欲求

必要とされることこそが 自分の存在価値である。 ということを確信しているなら、 その人は誰かに依存しているといえます。 「自分を必要としてくれる誰か」を 求め続け、それらしい人が見つかったら 愛を感じる。 そして、その人に必要とされ続けることを …

毒親と絶縁しても、罪悪感を持つ

基本的に、 罪悪感を持つ人というのは 何に対しても・・・ひどい場合は犯罪の被害者に なった場合でも、 「自分の問題なのだ。自分のせいなのだ」 と思い込みやすいです。 すべてを自分の責任だと思い込みやすい特性があるからこそ なのですが、 その特性も…

自己愛性人格障害が治らない理由

自己愛性人格障害者に関するサイトを巡っている人の中には、 「上司がもしかしたら自己愛性人格障害者かもしれず、 パワハラ(モラハラ)を受けて困っている」 という人は、 「夫(妻)がどうやら自己愛性人格障害者らしいので、 どうにかして治したい。 何…

母親の共感的態度の重要性

自己愛性人格障害者の幼少期に 母親がどう関わっていたか?という研究は いくつか挙げられていますが(父親はどういう 関わりをしてきたか?ということも同様ですが)、 その中でも母親の非共感的・非受容的な態度は 自己愛的性質を高めるという研究結果も存…

「必要とされたい」という依存

誰かに必要とされたいとか、 必要としてくれる人、愛してくれる人を 好きになってしまうという人は、 確実に相手に対して依存を起こします。 まるで最初はタイプではなかったという相手に 対しても、とても強く、情熱的に その人間を愛するようになります。 …

罪悪感を感じすぎると病気になる

罪悪感というものは 自分を内省するにはうってつけのワードのように 感じますが、 実際は厄介なもので、罪悪感を感じる機会が多いということは 自分を無価値なものだと認識している一つの 指標となります。 罪悪感を感じすぎると病気になる、というのは 言い…

このままではだめだ、という発想

ターゲットに選ばれやすい人間というのは、 自分自身への評価として 「このままの自分ではダメだ」と 感じていることが非常に多いです。 そしてそれに対する焦燥感から、 どうしようもない不安に襲われたり 怒りを覚えたりしがちです。 「どうして自分はこん…

逃げられない自分を責めてもどうしようもない

逃げられない自分を恥じる必要はまず、 ありません。 「なんで逃げられないのか?」と自問自答することもあるでしょうし、 世間というのは冷たい(というか自然な反応)ですから 「DVを受けているほうにも責任があるのでは?」 「なんで逃げないの?」 と…

執着=愛ではない

自己愛性人格障害者のターゲットになりやすい人の タイプとして、 「執着=愛」だと思い込んでいる人が目立ちます。 相手に執着するってことは、 それだけ興味があるっていうことでしょう? という疑問はある程度は合っています。 しかし問題は、執着の程度…

攻撃は愛情の裏返し?

ターゲットというのは、 「攻撃は愛情の裏返しである」と思いがちであり、 それは自分がそう思っておいたほうが都合がいいのと、 いわゆる子供が「好きなコにイジワルする」のと 同じような感覚である、その延長であるという 認識が社会の中にあるからです。…

「相談相手」なのか「敵」なのか

ターゲットになる人間というのは、 「辛い」けれども「離れられない」という 共依存に陥っている場合が大半です。 ところが、その「離れられない」という 自分に対して無自覚である場合、 離れられないのではなく、自分が望んで 離れないのだというような理…

なぜ、自己愛性人格障害者から離れられないのか

自己愛性人格障害者からターゲットが離れられないのは、 ターゲットにとって 自己愛性人格障害者からの「愛」を得るのが 人生最大のテーマといっても過言ではないからです。 そして、なぜ愛を得ることが人生最大のテーマなのか? と問われると、 被害者気質…

「努力」だけでは人生どうにもならない

努力、というのは 青年期まではある程度役に立つ言葉ですが、 あるときから、努力だけではどうにもならないことも あるということを悟らされる時期がきます。 というのも、 「このまま努力をし続けていると 自分のエネルギーが枯渇してしまう」 「努力だけで…

「自分のせいなのだ」と思わせる

自己愛性人格障害者は、 被害者が「自分のせいなのだ」と感じる 方法を熟知しています。 「あなたの責任だよ」と直接的に言わなくても、 ため息をついたり、それと同時に 自己愛性人格障害者が無視をしたり不機嫌な様子を 見せるならば、 被害者は「あ、自分…

自分の価値は他人しだい

被害者気質の人というのは、 自分の存在価値を相手に委ねて生きています。 相手から認められなければ、 それはすなわち自分には存在価値がないという ことになります。 ですから、相手から指摘をされたりすると 「とんでもない失敗をしでかした」と とてつも…

それは、自己愛性人格障害者の課題である

被害者気質の人にも程度があって、 本当は自分が利用されているだけだと わかっているのに、なかなか精神的に離れられない人から、 まるで他者の課題を自分が遂行するのが当たり前であり それだけ自分は人のために働くのが好きなのだ!と 自分の中の偽善に気…

優しい「けど」モラハラ加害者?

モラハラ加害者に関して表現をするときに、 うちの人は優しい「のに」モラハラっぽい言動をするとか、 優しい「けど」自己愛性人格障害者の特徴に当てはまるとか、 そういう文脈になりがちです。 けれども、その特徴があるからこそ、つまり 相手に「優しい」…

自己愛性人格障害者と一緒に生活するということ

自己愛性人格障害者に対して 許さない、絶対に復讐してやると思っていながら 一緒に生活している人というのは、 その時点で自己愛性人格障害者を「許している」 ことになります。 これは少なくとも、 自己愛性人格障害者にとっては、です。 彼ら自身が、依存…

「怒り」は伝播する

怒りというのは、 非常に簡単に、そして確実に伝播・ 連鎖していくものです。 いち会社員が、上司に怒られたとします。 そして怒られた会社員は、自宅に帰ると 散らかった部屋を見て子供に対して怒鳴り散らします。 「なんでこんなに散らかしているんだ。 全…

「男運が悪い」わけではない

女性のターゲットが、もし 「自分はいつもDV男やストーカー男の ターゲットにされる」というなら、 それは男運が悪いとか、 従順さに付け込まれるとかそういった単純な 話ではありません。 ターゲット自身が、 その男に対して何か期待値が高いとか、 言葉面…

自己愛性人格障害者を救えるのは、ターゲットではない

ターゲットというのは、 いかにして自己愛性人格障害者の 孤独をいやすか? モラハラ思考から解き放とうか? ということを必死に考える生き物ともいえます。 それがターゲットがターゲットたる所以であり、 そういう特性を持つ人達です。 しかし、自己愛性人…

自己愛性人格障害者は謝らないという誤解

自己愛性人格障害者の謝罪に対する誤解 自己愛性人格障害者は 自分がいつでも一番だからこそ、 謝る必要もないし謝らない、というような 誤解を招く表現が見られることがあります。 それは大きな間違いで、 自己愛性人格障害者でもなんでも、 謝る必要があれ…

ストレスを回避しようとすると、ストレスがたまる

人間というのはストレスをやわらげよう、 回避しようとするシステムが備わっています。 それが防衛機制です。 防衛機制が過度になると、「モラハラ」という 状況を生み出します。 自分を守りつつも、相手を攻撃しなくては ならないからです。 自分(の優位性…

劣等感が強くなると、罪悪感も強くなる

基本的に、 自己評価が低い・つまり劣等感が強い人というのは 罪悪感も強く感じるようになります。 劣等感が強ければ強いほど、 「自分があのときこうしたから」 「あのときこうしなかったから」 というような考えばかりが頭の中から離れなくなったり、 さら…

モラハラのあとに、優しいのはなぜ?

自己愛性人格障害者は DV加害者と同じで、 とてつもない罵倒をした後に、 「あなたのためを思って言ったんだよ。 その思いに気付いてね」 「怖かったよね。ごめんね。自分の言ったことは 本当に酷い言葉だよね、許されないよね」 というような、優しい言葉を…

相手を見る目が無かった?いいえ違います

自己愛性人格障害者の被害に遭って、 被害者が「相手を見る目がなかった!」と思うのは 自由ですが、 そう 思っているだけの時点で、 間違いなくその被害者は 新たなターゲットにされる可能性が非常に 高いといえるでしょう。 交際相手だったならまだしも、 …

自己愛性人格障害者の洗脳の特徴

自己愛性人格障害者のターゲットというのは よく洗脳されている、といいます。 DVをする男性や女性の相手は、 特にそういわれますね。 DVをしているのになぜ逃げないのか? なぜ「相手にも優しい部分がある」などと いってそばにいるのか? いろいろな謎…

自己愛性人格障害者への接し方

自己愛性人格障害者の接し方として 気をつけないといけないのは、 被害者の心構えといっても 過言ではありません。 被害者の心構え次第で、 自己愛性人格障害者からの攻撃というのは 10にもなりますし 50にもなりますし 100にもなります。 自己愛性人格障害…

優しい自己愛性人格障害者

自己愛性人格障害者からの被害に遭っている人が、 必ず被害を受けている事実とともに 口にするのが、 「でも、優しい一面もあるんですよ」 ということです。 それを聞いた人たちは、 モラハラを受けているのに 優しいってどういうこと? と一様に考えます。 …