完璧な子育てはありえない

毒親ほど、自分も自分の子育ても完璧だと

思い込むということは先の記事で

述べました。

 

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ところが、完璧な子育てというのは

まずありません。

完璧な子育てをするには、その親自体が完璧でなくては

いけないからです。

 

しかし、当然ながら完璧な人間というのは

いません。

いつでも正義で、ミス一つせず、過ちを犯さない

人間などいないからです。

ところが、自分のミス一つ許せない人間は、

自分の犯したミスを帳消しにします。

見なかったことにします。他人の責任にします。

 

ですから、完璧な子育てをする人間はいなくても、

完璧な子育てをしていると思い込んでいる親は

少なからずいます。

 

そして、それは自分のことを完璧な人間だと

思い込んでいるからです。

そしてそういう人達は、自分の欠けた部分を

何かしらのせいにします。

それはパートナーのせいだったり、自分のこどもの

せいということもあります。

 

ですから、自分は完璧である、ミス一つしないと

思い込む代わりに、子供が犠牲になったり、

もう片方の親が犠牲になったりします。

その、「自分は完璧な親である」という思い込みのために、

その親が犯した罪を子供やもう片方の親が背負うはめになるのです。

 

そして、そのことに関して「完璧な親」は見て見ぬふりをします。

子育てで悩むべきことを放棄する代わりに、そのせいで誰かを

悩ませます。

 

子育て上の過ちはすべて、他のもののせいにするからこそ

完璧な親である、という思い込みができるのです。