自意識過剰になるのは自分に自信がないから

自分に自信があるから

自分は人から注目される存在なのだと

自惚れて、自意識過剰になるわけではありません。

 

自分に自信があるということは、

現実が検討できるということであり、

自分がさほど注目されていないことなど

知っている状態にあります。

自分に自信がある人ほど、コミュニティや組織の中で

自分が注目されていないことは理解していますし、

注目される場面があったからと言って

それは一時的なものであることも理解しています。

 

自意識過剰というのは

他人から見られているという意識が高まりすぎることです。

意識が高まるというのは、意識を高める必要がある、

ということです。

すなわち人から見られているという意識を高めて、

より人に共感しなくては、より社会性を持たなければ、

嫌われているかもと考えて、予防線を張らなければ・・・・。

 

そういう気持ちがどんどん

自意識過剰を生みます。

しかし、社会性を保つための

自意識・公的自己意識のはずが、

どんどん自分を縛る鎖のようになってしまい、

自分が非常識な人間、知識に欠けた人間だと思われたくない

と考えすぎてしまい、

より非常識な行動をしてしまったり、

行動するべきところで行動しない

(たとえば報告しなくてはいけないことを

報告できなかったり)、

といったような事態を招くのです。