2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「必要とされたい」という依存

誰かに必要とされたいとか、 必要としてくれる人、愛してくれる人を 好きになってしまうという人は、 確実に相手に対して依存を起こします。 まるで最初はタイプではなかったという相手に 対しても、とても強く、情熱的に その人間を愛するようになります。 …

罪悪感を感じすぎると病気になる

罪悪感というものは 自分を内省するにはうってつけのワードのように 感じますが、 実際は厄介なもので、罪悪感を感じる機会が多いということは 自分を無価値なものだと認識している一つの 指標となります。 罪悪感を感じすぎると病気になる、というのは 言い…

自分の思い通りにいかないと気が済まない

自己愛性人格障害者というのは ストレス耐性がありません。 ストレス耐性がないゆえに、 モラハラ思考というもので ストレスを回避しようとします。 そのストレスには事実をそのまま受け止めること、 責任を負うこと、そして 思い通りにいかない結果を受け止…

このままではだめだ、という発想

ターゲットに選ばれやすい人間というのは、 自分自身への評価として 「このままの自分ではダメだ」と 感じていることが非常に多いです。 そしてそれに対する焦燥感から、 どうしようもない不安に襲われたり 怒りを覚えたりしがちです。 「どうして自分はこん…

沈黙という攻撃手段

自己愛性人格障害者の 「無視」というのは、受動的な攻撃でもあります。 自分が直接的に 何か攻撃となる言葉を相手に発するのではなく、 わざと黙り込み、相手に何かを感じさせる。 そういう表現が無視といえます。 「無視している」「沈黙している」という…

0か100かの思考

0か100かの思考、というのは 白黒思考と言われたり二極思考とも呼ばれたりします。 白黒はっきりするのはいい事なのでは? と思う人も中にはいるでしょう。 それは、曖昧な物事が許せないといった人に多く、 特に「白黒はっきりさせることで優位性を示したい…

防衛機制の「脱価値化」とは

自己愛性人格障害者や心理学について勉強していると、 「脱価値化」というワードが「理想化」という単語とセットになって よく出てくるかと思います。 そもそも脱価値化、という言葉は 普通に生活しているとなかなか聞きなれない用語です。 脱価値化とは何か…

逃げられない自分を責めてもどうしようもない

逃げられない自分を恥じる必要はまず、 ありません。 「なんで逃げられないのか?」と自問自答することもあるでしょうし、 世間というのは冷たい(というか自然な反応)ですから 「DVを受けているほうにも責任があるのでは?」 「なんで逃げないの?」 と…

被害者が怒るのは当然です。

自己愛性人格障害者との対峙だと、 どうしても被害者が強い怒りを感じる瞬間というのは 多くなってきます。 「怒ってもどうしようもない相手なのに怒り狂ってしまう」 というのは、 被害者自身も怒りによって自分の権利を守ろうとしている、 いわゆる正しい…

恥と死の関係

人は恥をかきすぎると 自分自身を死においやっていくことは 誰もがよく知っていることです。 恥という概念は、「もう二度とそういう恥をかかないように しよう」という心理よりも、 そういう恥をかいた自分に対するストレスというものが 多大になってしまう…

執着=愛ではない

自己愛性人格障害者のターゲットになりやすい人の タイプとして、 「執着=愛」だと思い込んでいる人が目立ちます。 相手に執着するってことは、 それだけ興味があるっていうことでしょう? という疑問はある程度は合っています。 しかし問題は、執着の程度…

罪悪感を感じない病気

自己愛性人格障害は正確にいうと 病気ではないのですが、 「罪悪感を感じない病気」という表現が しっくりくる人も多いでしょう。 罪悪感を感じないというと、 やはりサイコパスなどという言葉と直結しやすく、 イメージとしてはそういう「無慈悲な人」とい…

「成熟した依存」

精神科医でコフートという人物がいます。 コフートの理論で、非常にいいなと思うのは、 「人間は成熟した依存を目指すべき」といった思想です。 以前、記事中でアドラー心理学に触れたとき、 やはりどうもアドラー心理学は「依存体質」の人が 読むには急に訪…

責任転嫁の方法は簡単

責任転嫁というのは、 別に複雑なものではなく、 よくありえることでもあります。 たとえば誰かが浮気をしていたとして、 「自分が浮気したのは悪かった。 けど、最近お前が冷たいような気がして、 寂しくて・・・」 というのは、「お前がもっと優しくしてく…

攻撃は愛情の裏返し?

ターゲットというのは、 「攻撃は愛情の裏返しである」と思いがちであり、 それは自分がそう思っておいたほうが都合がいいのと、 いわゆる子供が「好きなコにイジワルする」のと 同じような感覚である、その延長であるという 認識が社会の中にあるからです。…

「自己愛性パーソナリティ障害 正しい知識と治療法」のレビュー(辛口レビュー有)

自己愛性パーソナリティ障害について 書かれている書籍は数多くありますが、全部読むのは大変です。 それぞれの本で気になった点、辛口レビューも記載しておくので 概要をざっと把握するでもよし、特徴を見て本の購入を検討するも よし、参考にされてくださ…

「相談相手」なのか「敵」なのか

ターゲットになる人間というのは、 「辛い」けれども「離れられない」という 共依存に陥っている場合が大半です。 ところが、その「離れられない」という 自分に対して無自覚である場合、 離れられないのではなく、自分が望んで 離れないのだというような理…

自己愛性人格障害者は別れを選択できない

自己愛性人格障害者というのは 自分が被害者になりきらなくては 生きていけません。 なりきらなくては、というのは 本人はそもそも本当の被害者だと 思っているのですが、 モラハラ思考というものの自覚が生まれると 「自分は被害者だと思い込んでいた」 と…

なぜ、自己愛性人格障害者から離れられないのか

自己愛性人格障害者からターゲットが離れられないのは、 ターゲットにとって 自己愛性人格障害者からの「愛」を得るのが 人生最大のテーマといっても過言ではないからです。 そして、なぜ愛を得ることが人生最大のテーマなのか? と問われると、 被害者気質…

「努力」だけでは人生どうにもならない

努力、というのは 青年期まではある程度役に立つ言葉ですが、 あるときから、努力だけではどうにもならないことも あるということを悟らされる時期がきます。 というのも、 「このまま努力をし続けていると 自分のエネルギーが枯渇してしまう」 「努力だけで…

現実逃避の心理とは

自己愛性人格障害者ほど 現実逃避の心理が強くなくても、 基本的に人間というのは 現実を「そのまま見る」能力がありません。 人は、誰かがひそひそ話をしていると 「自分を見て笑っている」と感じたり、 不愉快な気持ちになることは少なくありません。 誰か…

「自分のせいなのだ」と思わせる

自己愛性人格障害者は、 被害者が「自分のせいなのだ」と感じる 方法を熟知しています。 「あなたの責任だよ」と直接的に言わなくても、 ため息をついたり、それと同時に 自己愛性人格障害者が無視をしたり不機嫌な様子を 見せるならば、 被害者は「あ、自分…

自分の価値は他人しだい

被害者気質の人というのは、 自分の存在価値を相手に委ねて生きています。 相手から認められなければ、 それはすなわち自分には存在価値がないという ことになります。 ですから、相手から指摘をされたりすると 「とんでもない失敗をしでかした」と とてつも…

それは、自己愛性人格障害者の課題である

被害者気質の人にも程度があって、 本当は自分が利用されているだけだと わかっているのに、なかなか精神的に離れられない人から、 まるで他者の課題を自分が遂行するのが当たり前であり それだけ自分は人のために働くのが好きなのだ!と 自分の中の偽善に気…

異常心理の始まり

心理防衛とは、 人の精神状態の均衡を保つために 必ず必要な、人間すべてが持ち合わせている システムです。 この、 「人間すべてが持ち合わせている」と いった部分が非常に重要で、 モラハラという状況に陥るのは この心理防衛が過剰に働きすぎた状態とい…

自己愛性人格障害者のSNS

自己愛性人格障害者というのは 必ずしもSNS上で 自己顕示欲満載の情報を 載せるわけではありません。 この人がナルシシスト?と疑問になるくらい 淡々とした文章だけを書き連ねることもあります。 被害者意識が強そうな文章をネットに上げているとき という…

暴力を「躾」と称する理由

暴力は躾とは異なるものですが、 では、どこからが躾でどこからが暴力なのか? ということは誰も明確にすることはできません。 つまり、その暴力が果たして躾であるのか、 はたまた虐待であるのかは 誰も線引きできないということでもあり、 しかし暴力と躾…

優しい「けど」モラハラ加害者?

モラハラ加害者に関して表現をするときに、 うちの人は優しい「のに」モラハラっぽい言動をするとか、 優しい「けど」自己愛性人格障害者の特徴に当てはまるとか、 そういう文脈になりがちです。 けれども、その特徴があるからこそ、つまり 相手に「優しい」…