自己愛性人格障害者と一緒に生活するということ

自己愛性人格障害者に対して

許さない、絶対に復讐してやると思っていながら

一緒に生活している人というのは、

その時点で自己愛性人格障害者を「許している」

ことになります。

 

これは少なくとも、

自己愛性人格障害者にとっては、です。

彼ら自身が、依存心が強いためにターゲットから

離れるということができません。

数々の嫌がらせを思いつき、執拗に攻撃することはできても、

「離婚するぞ!」「別れるぞ!」という脅し文句だけで

実際に離れるということはできません。

 

そして、それは相手に対する依存心が

比べものにならないほど強いからというのが理由として

あげられます。

そして、相手が自分と一緒にいるということは、

自分のことが好きで、同じく自分から

離れられないのだと思い込める大きな機会です。

 

自分が相手に強烈に依存しているのに、

相手が自分に対して強烈に頼っている、依存しているように

感じてしまいます。

そんな相手が突然、離れるなどといっても、

「自分を試そうとしているんだな」

「そんな言葉を脅しにして、

何かを引き出そうとしているんだな」としか思いません。

自己愛性人格障害者自身が、離れるという言葉を出すときは

相手から何か思い通りの行動を引き出そうとしている

ときであるからです。