「男運が悪い」わけではない

女性のターゲットが、もし

「自分はいつもDV男やストーカー男の

ターゲットにされる」というなら、

それは男運が悪いとか、

従順さに付け込まれるとかそういった単純な

話ではありません。

 

ターゲット自身が、

その男に対して何か期待値が高いとか、

言葉面に騙される側面があるとか、

そういった隙があるからこそ

そうなります。

 

被害者気質がある人を、

自己愛性人格障害者や境界性人格障害者が

捕まえようとするのは決して

困難なことではありません。

 

彼らは常に、自分の弱さを正当化したい部分を

「信念」を持っているかのように主張し、

時には極論を言っているかのようにも

感じさせるその個性あふれる発言は、

 

自分のない被害者気質の人間にとっては

とても魅力的に感じられます。

 

それを、「男運が悪かった」とか

そういった言葉で片付けてしまう

被害者気質の人間というのは、

確実に「男運が悪いまま」他の人格障害者に

引っかかってしまうでしょう。

 

つまり、いつまで経っても

被害者気質のままだということです。

ここで、被害者気質を治してでも

もうあんな目に遭いたくない、というほど

痛い目に遭わないと、

幼いころから培われてきた「過剰適応」や

「事実の否認(愛している人や尊敬している人が

実はただの悪人だったということを意地でも

認めないこと)」は

いつまで経っても改善されないことになり、

ターゲットという立場から逃れても

なんだか生きづらい人生を送ることに

なってしまいます。