「自分のせいなのだ」と思わせる

自己愛性人格障害者は、

被害者が「自分のせいなのだ」と感じる

方法を熟知しています。

 

「あなたの責任だよ」と直接的に言わなくても、

ため息をついたり、それと同時に

自己愛性人格障害者が無視をしたり不機嫌な様子を

見せるならば、

被害者は「あ、自分のせいなんだ」と

直観的に理解するでしょう。

 

特に被害者気質の人というのは

「自分のせいかもしれない」となんでもかんでも

思い込む性質がありますから、

別に複数条件がそろっていなくても・・・・

「仕事がうまくいかなくてイラっとしてるだけだよ」と

言われたとしても、

「そういいながら、実は自分に対して

何かイライラしていることがあるのかもしれない」

「自分がもっと安らげるような環境を作ってあげられて

いたら、こうはならなかったかもしれない」

とどんどんと自分を追い詰めていきます。

 

自己愛性人格障害者は、

最初から「こいつのせいだ」と他者に対して

そう思っていますから、

自然と「お前のせいだよ」というような態度をとってきます。

理由は後付けでいいのです。

それこそ仕事が自分のせいでうまくいかなくても、

効率よく進まなかったとしても

「お前があの時こうしなかったから

それがずっと引っかかって、仕事にまで影響している」

「休める環境がない」

「生活費をせびられて、仕事のモチベーションがでない」

「やっぱりこの家は落ち着かない。もっと広い家で過ごせれば

窮屈な気持ちにならなくて済むのに」

・・・と、どんな理屈でも後で付け加えることができます。

 

そういう理屈を持ってこられると、

「ああ、やっぱりこの人の被害妄想ではなくて

現実的に見ても自分の責任なんだな」と

被害者の人は感じてしまうものです。