自己愛性人格障害者の顔つき

自己愛性人格障害者の顔つきには、特徴があると

言われています。

いわゆる「爬虫類顔」とか、

「三白眼」とよばれるものですね。

 

目はギョロギョロとまるで獲物を常に

探しているかのような眼球の動きになる、

という話もあります。

「ギョロ目だからすぐわかる」と記述している

サイトもあるようですが、

自己愛性人格障害者がそういうギョロ目を

することはあると思いますが、

ギョロ目だからといって自己愛性人格障害者と

決め付けるのは早計といえます。

 

眼球突出、というのも特徴としてあります。

つり目であるというのは信憑性が薄いです。

たれ目の自己愛性人格障害者もいます。

たれ目だろうがつり目だろうが

眼球突出、ギョロ目というのが

共通する特徴として挙げられます。

ただ実際、私が見てきた自己愛性人格障害者も

爬虫類顔が多かったです。

男性の目に特徴的だったのは三白眼というより

「斜視」ですが、

女性の特徴はあまり共通点はないような

気がします。

 

なぜ爬虫類顔が多いのか?というと、

前頭葉の機能低下も言われていますが、

前頭葉というのは理性や計画、自制、感情をつかさどる

部分です。

 

ロボトミー(前頭葉切除)という手術が昔精神疾患の患者に

行われていたことがありますが、

前頭葉というのは人間らしさを保つ上で欠かせない場所です。

自己愛性人格障害者というのはその部分が萎縮している、

うまく働かないといわれています。

それは生まれつきというわけではなく、親や身近な者からの

支配や虐待などで血行不良や成長不良を起こし、前頭葉が

他の者よりも未熟なのです。

そうなると抑制や自制、感情、計画など人間らしさが働かず、

本能が優先されるということになります。

 

そうでなくても、前頭葉というのは大脳皮質という脳の一部であり、

これらは高次脳機能、非常にレベルの高い機能を担当する場所です。

自己愛性人格障害者の場合は前頭葉の機能が低下しますから

これと比較すると本能や古い脳、大脳辺縁系という部分が

優位になり、

爬虫類のような昔からの生物、人間がこうして理性的に

動くことができるようになる前の生物のように、

理性よりも本能が勝ってしまうということになります。

これが、「爬虫類顔」というものを

生み出していると考えられ、

本能で生きる、そういう脳のつくりが表情に表れ、

他の「理性的な」人との表情に差が出てくるわけですね。

 

ギョロ目に関してはおそらく獲物を探していると

いうよりは、

「自分の自尊心が傷つけられていないか?」

ということに極端に敏感になる心理状態の持ち主ですから、

そういう自分の危機的状況をすぐ察知できるように、

そういう危機的状況に陥らせるような言動をする人間を

攻撃できるようにアンテナを張り巡らせている、

と思えば特に不自然ではないといえるでしょう。

 

常にターゲットを探しているため、

という憶測もありますが、

自己愛性人格障害者も常にターゲットを

探しているわけではないと思うので、

「ターゲットやほかの者へ攻撃する口実を

探している」と考えるのが自然でしょう。

怒りに満ち溢れている場面は

非常に多いといえますから、

そういう場合はギョロ目というよりは

瞳孔が開いている様相が被害者には焼きついているかも

知れませんね。