白黒思考

自己愛性人格障害者の特徴として、

白黒思考というのがあげられます。

 

0か100か、という言い方を

することもあるでしょう。

これは自己愛性人格障害者自身も自覚していることも

あります。

それくらい、自己愛性人格障害者というのは

極端なものの見方をします。

 

そもそも自己愛性人格障害者というのは

物事の「全体を見ない」者達です。

 

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つまり部分的にしか捉えられず、

欠点を一つでも見つければ、

それをピックアップして

「こいつはこういう部分があるから、

こいつ自体に価値がない」と

まるでその些細な欠点一つだけでもその人の

人格をあらわしているかのような表現をします。

 

たとえば、

毎回毎回遅刻するような人だったら

「時間にルーズである」

ということがいえるかもしれませんが、

たった一回、自己愛性人格障害者の

都合のいい時間に連絡してこなかっただけで

(しかも連絡をするなんて約束も

していないにも関わらず)、

 

「あいつは時間にルーズでだらしない」

という烙印を押します。

 

本当は、自己愛性人格障害者がこの時間帯に

連絡してきてほしい、と勝手に

考えていただけです。

 

そもそも相手は自己愛性人格障害者の都合ばかりを

考えているわけには行きません。

それでも、自己愛性人格障害者の都合のとおりに

動かない人間は、

「時間にルーズ」ということになるのです。

 

つまり、自己愛性人格障害者の都合とおりに

生きていける人間こそが白で、

一回でもそれに反するような人間は

黒である、という考え方です。

 

しかし人間は白でも黒でもありません。

そもそもそういう人間に対する評価の仕方が

正しいとはいえませんし、

 自己愛性人格障害者のために皆

生きているわけではないのですから。