自己愛性人格障害者のいう「ごめんなさい」

自己愛性人格障害者はすぐに謝ることが出来ます。

自己愛性人格障害があると

謝罪が出来ないと誤解を受けることが

ありますが、

そもそも心で謝罪できなくても

泣ける人は泣けますし、

謝る人は言葉だけで謝りますし、

土下座しなくては状況を打開できない場合は

土下座します。

 

心と行動は別に

存在するのが

自己愛性人格障害者の特徴ですから、

心では恨んでいる相手でも

泣きながら許しを請うことすら

できるのです。

ですから自己愛性人格障害があると

謝罪できないというのは

誤解といえます。

しかし被害者はこの謝罪を

鵜呑みにする傾向があります。

というのも鵜呑みにせざるを

えない状況に自己愛性人格障害者が

追い込むからです。

自己愛性人格障害者はとにかく

必要に迫られれば

大げさに謝ることも辞さないでしょう。

それくらい大げさに謝れば、

被害者も許さざるをえないからです。

許さなければ、

それだけで今度は被害者が

悪者で器が小さい・・・ということに

なります。

さらに、それでも許されない場合には

自己愛性人格障害者は

攻撃してきます。

そう、許さない被害者自身が

「悪者」だからです。

 

その悪者に今度は

打撃を与えるために

攻撃してきます。

本当は自分のことを許さない

被害者に対してコントロールするために

攻撃するのですが。

その攻撃は口で何度も

執拗に被害者を叩きのめすか、

それでも意に反するようなら

手が出ることも当然のごとく

あるでしょう。

それを繰り返していくうちに、

被害者は力尽きてゆきます。

自己愛性人格障害者と

戦うことは無駄だと、

無駄どころか自分が疲弊していくだけだと

悟るのです。

 

ですから余計に、

自己愛性人格障害者の「ごめんなさい」

という言葉を受け入れざるを得なくなります。

自己愛性人格障害者の謝罪を

受け入れ、今度こそ本当にわかってくれると

思い込んだほうが、

被害者自身もまた来るであろう

苦痛や困難から一時的に目をそらせますから、

信じずに戦うよりは楽なのです。