自己愛性人格障害者のメールの特徴

自己愛性人格障害者というのは、

普段は特にメールの特徴などは

ない、という人もいるでしょう。

 

実際に、

特に自己愛性人格障害者が

責任に負われるような状況じゃなかったり、

ターゲットが逃げようとしているときで

無い限りは、

メールというものは特に特徴的ではありません。

ただ自己愛性人格障害者の

ストレスがたまろうとしているとき、

それを回避する傾向にあるので、

自己愛性人格障害者が普段

放ってくる暴言を

そのままそのメールにたしなめることが

多いでしょう。

 

その内容は被害的なものが

非常に多く、

自分だけがなぜこんな目に?

またあいつからこういう被害を受けた。

というようなことが多く見られます。

また、ターゲットを非難したいときは、

やたらと長文でどれだけ被害者が

あくどい人間かを書き連ねます。

そこには狂気を感じるほどです。

 

普通、非難のメールでなくても

長文のメールになってしまうときは、

「受け取った側がどう思うか?」

ということを予想しながら書くものです。

ところが自己愛性人格障害者の場合は

相手の気持ちなどに共感したり

予想したりすることが難しいため、

メールというものは自分の思いを

一方的に書き連ねるしかありません。

 

ですからやたらと長文になっても

まったく違和感を感じないのです。

また、自己愛性人格障害者のメールというのは

相手の都合を考えません。

 

電話も同じですが、自分の都合のいい時間に

勝手に送りますから、

切羽詰っているときは相手の時間帯などを考えずに

送りつけますし、

返事が返ってこないときは無視されたと

勝手に思い込み、激怒し、

相手にメールを返すように要求するメールをまた

書くことも

しばしばあります。

 

相手には相手の時間があり、

自己愛性人格障害者から送られてくる

メールを見るだけの人生ではない、

ということがわからないのです。

相手の自由というものを尊重していない、

想像できないことから

このような状況になってしまいます。

 

そういうときは自分の思い通りにしたい

(連絡がとにかく欲しい)

のですから、

何度でも連続で返信を要求する

メールを送ったり脅迫してでも返信させようとします。

 

そして

自己愛性人格障害者が

自分はすばらしい人間だと思い込みたいとき、

相手に対してどうにかして

センチメンタルな感情を引き出し、

自分の思い通りにしよう・・・と

考えているときなどは、

いわゆる「ロミオメール」を送りつけたり、

自分の大好きな歌詞などを添付したり、

画像を送りつけたりするでしょう。

とにかく自己愛性人格障害者は、

すべて一方的なメールしか送ることが

出来ません。

自己愛性人格障害者自身は語彙力にあふれている

ことが非常に多いですから、

メールで送られてくる文面は脅迫であれ

罵倒であれロミオメールであれ、

ありとあらゆる表現がたくさん並んでいることが

多いかとおもいます。

自己愛性人格障害者にとって

メールというものは

相手をコントロールするのに

うってつけのツールですから、

その支配欲がよくみえるアイテムでも

あります。

 

なのでこれらのメールは、

証拠品としてとっておくほうが

無難といえるでしょう。

できれば優しい文面を書いた文章も

とっておくとよいです。

普段はこういう人だけれども、

結局こういう罵倒や脅迫メールを

何度も繰り返してきて・・・と

説明するときも非常に便利です。

 

わざわざ録音のように作業がなくても

メールならバックアップひとつで

有力な証拠になりますからね。