かまってちゃんになってしまう

自己愛性人格障害者というのは、

一人でいれば普通に日常生活を送ることができます。

 

なぜなら、自己愛性人格障害自体が

対人コミュニケーションや社会参加時にのみ発動するような

障害ですから、

日常生活を送るのには特に問題はないわけです。

 

しかし、被害に遭った人はわかると

思いますが、

自己愛性人格障害者というのは、一人で

生きていくことは選択しません。

 

交際し、結婚し、子供を持ちたがり・・・

というような選択をします。

 

もちろん、その後に

「付き合いたくなんかなかった」

「結婚なんかしたくなかった」

「子供なんかいらない」

と被害者に怒りをぶつけることはするでしょう。

 

自分が被害者のふりをして、

どれだけパートナーが自分に対して

酷い仕打ちをしているかということを

分からせるためです。

 

そのために、責任逃れをします。

 

結婚する前は結婚に対して責任をとるような

発言をしていたのに、

結婚したのはお前がそうさせたからだと

そもそも結婚自体が間違いだったと訴えるからです。

 

しかし、自己愛性人格障害者は間違いなく、

一人で生きていく選択か結婚するかでいえば、

結婚する選択をします。

 

自分は所帯を持ち、その責任と重圧に

耐えられる人間であると考えているからです。

 

自己愛性人格障害者は、

一人で生きていくことに味気もなにも

感じません。

特別な人間でいないと生きていけないし、

どんな責任でも背負える立派な人間だと思って

いるのに

責任をとらせる誰かがいないと結局、

自分が責任をとらざるを得なくなり、

しかしそれは精神的に無理だからです。