「約束」は破られるものだと思っておくこと

自己愛性人格障害者が約束を守れない理由というのは

いくつか記事としてあげています。 

www.jikoaisyougai.com

 

問題は、被害者が自己愛性人格障害者に

期待してしまう約束があるということです。

 

期待してしまう約束とは何か、というと

まさに、「必ず治すよ」「もうひどいことはしない」

といったような、

「モラハラをやめる」といったような趣旨の約束です。

 

こういう約束は100%守られないと言っても過言ではありませんが、

被害者は約束への期待値が高ければ高いほど、

この約束というものをいとも簡単に信じ込みます。

つまり、被害者にとっても「この約束はどうせ守られない」と

思ってしまうと、そちらのほうがストレスに感じる段階もあるのです。

つまり、自己愛性人格障害者を信じていたほうがいい時期、

どうせ離婚できない、別れることはできないとわかっている時期、

まだ被害者も自己愛性人格障害者に依存している時期です。

 

そのうち、自然と自己愛性人格障害者の約束というのは

守られないのだと理解する日が来ますが、

彼らはどんどん些細な口約束も守らなくなります。

一度約束を守らなくても問題ない(ターゲットが逃げない)と、

それから先は当たり前のように守りません。

 

些細なことでさえ、時間的だったり物理的制約を受けると

腹が立ったり、そのストレスに耐えられないからです。

耐えるくらいなら、その約束を守れない理由を人のせいにして

約束自体を回避したいという傾向が非常に強いのです。

 

 

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