「約束」は破られるものだと思っておくこと
自己愛性人格障害者が約束を守れない理由というのは
いくつか記事としてあげています。
問題は、被害者が自己愛性人格障害者に
期待してしまう約束があるということです。
期待してしまう約束とは何か、というと
まさに、「必ず治すよ」「もうひどいことはしない」
といったような、
「モラハラをやめる」といったような趣旨の約束です。
こういう約束は100%守られないと言っても過言ではありませんが、
被害者は約束への期待値が高ければ高いほど、
この約束というものをいとも簡単に信じ込みます。
つまり、被害者にとっても「この約束はどうせ守られない」と
思ってしまうと、そちらのほうがストレスに感じる段階もあるのです。
つまり、自己愛性人格障害者を信じていたほうがいい時期、
どうせ離婚できない、別れることはできないとわかっている時期、
まだ被害者も自己愛性人格障害者に依存している時期です。
そのうち、自然と自己愛性人格障害者の約束というのは
守られないのだと理解する日が来ますが、
彼らはどんどん些細な口約束も守らなくなります。
一度約束を守らなくても問題ない(ターゲットが逃げない)と、
それから先は当たり前のように守りません。
些細なことでさえ、時間的だったり物理的制約を受けると
腹が立ったり、そのストレスに耐えられないからです。
耐えるくらいなら、その約束を守れない理由を人のせいにして
約束自体を回避したいという傾向が非常に強いのです。