被害者の気質とは

被害者は変化を嫌います。

特に、自分に対するちょっとしたマイナスの反応や

がっかりしたような反応が

相手から出てくることをとんでもなく嫌います。

 

で、それを出したのは自分に責任があるという

思い込みをする天才であるのもまた

被害者の特徴です。

 

たとえ、相手が気まぐれでそういう態度をとっていたとしても、

悪意を持って、そういう言動をしたとしても

自分のせいだと思い込めるのです。

 

被害者は、それだけは他より突出しています。

それこそが、自己愛性人格障害者の

被害者でありターゲットになるために必要な要素といえます。

 

被害者は、幼少期より人の顔色を窺ってきた人に

多いです。

人の顔色を窺い、それによって自分の反応や対応を決める。

自分の考えを決める。

自分の意志よりも、争いごとの種を作らないように(自分のせいに

ならないように)ということのほうが何より重要なのです。

 

この自分のせいにならないようにというのが大事で、

嫌われたくない、嫌われないためにはどれだけでも相手の意志に沿うように

できる、コロコロ意見を変えられるということを

示しています。

 

被害者は、自己愛性人格障害者の色に染まることができます。

そしてそれが愛だと思い込んでいる被害者がとても多いのです。

自分の意志を持つよりも、

相手の意志に沿ったほうが楽であり正解だ、という

感覚で育つとそうなります。

 

なぜ心は病むのか―いつも不安なひとの心理

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