自己愛性人格障害者の二分割思考

世の中には白でも黒でもなくグレーである

物事が大半で、

0点のように無価値なものではなく

しかし100点という完璧なものもなかなか存在しない、

そういったものに溢れています。

 

自己愛性人格障害者というのは、

そういう「グレー」なものや、考え方が

大嫌いです。

白か?黒か?

そういったはっきりとした区別をつけたがります。

 

そしてそれは人に対しても同様で、

「100点じゃない人間は0点」

というような判断を下すこともよくあります。

 

この判断基準は具体的に言うと、

「100点(自分にとって完璧)じゃない人間は0点(人間として

無価値であり非常識であり未熟)」

ということになります。

 

自己愛性人格障害者はこの基準を常に抱えていますが、

いつでもこの基準を前面に出すわけではありません。

 

前面に出すときは、

「自己愛性人格障害者にとって相手が

100点(完璧)であらねばならない状況である時、

それを大きく期待しているとき」

です。

 

つまり相手の都合があろうと何だろうと、

相手が思い通りに動いてくれないと

困るときですね。

 

そういうときは、

動かないとおかしい、非常識だと前もって

相手に言ったりもしますし、

 

期待値が高すぎて相手がどう動こうと

不平不満を抱いてしまい、

「自分の思い通りに、満足するように動かなかった」と

大爆発する可能性もあります。