ストレスに弱すぎる自己愛性人格障害者

 

自己愛性人格障害者というのは

とにかくストレスに弱い生き物です。

 

ただ普通の人であっても

ストレスをうまくごまかしたり、

うまく避けたりする必要があるのですが、

自己愛性人格障害者の場合、

そのごまかし方も極端ですし

避けかたも極端です。

 

さらに被害者意識を持ちますから、

自分にストレスをかけようとした張本人を

決めつける、あるいは見つけ出さないと

気がすみません。

 

どのような生活を送っていても

何かしらストレスというものは

被るのが人生なのですが、

 

自己愛性人格障害者というのは

その事実が我慢なりません。

 

何かしらストレスがかかるのが

人生なのだ、と割り切って生きていけるほど

強くはないのです。

ですから、ストレスを持ち込もうとする

そいつを排除しなくてはならない

(人にストレスを与えようなんて

罰を与えてやらなくてはならない)という

考えに至ります。

 

大体、自己愛性人格障害者にストレスをかけようと

してしまった相手も

故意にやっているわけではないのですが

(たとえば自己愛性人格障害者の

メールに返信できなかったのは忙しくて

メールを見ている暇がなかったのかもしれませんし、

自己愛性人格障害者を飲み会に誘わなかったのは

ただ単に相手が自己愛性人格障害者に

興味がないだけかもしれません)。

 

しかし自己愛性人格障害者が期待していればしているほど

相手がそのとおりに反応しなかった

「裏切られ感」は非常に大きく、

自己愛性人格障害者はそのストレスを

「こいつが故意に与えてきたのだ。敵だ」

という風にみなし、

怒りによって制裁を加えようとします。

 

ストレスを怒りに変換してしまう自己愛性人格障害者の

性ともいえるでしょう。