含めて自分だけが特別である

たとえば、

自己愛性人格障害者がSNS上で

誰かを気に入ったとしましょう。

 

その人物に自分からメッセージを送り、

返信が来ると、

その一文一文が特別なもののように感じます。

 

相手はただ不特定多数の一人としてしか見ておらず、

メッセージが来たから返事をしただけなのに、

 

そのメッセージを境に急に馴れ馴れしくなったり、

まるで友達のような口調で接してきたりします。

 

自己愛性人格障害者というのは

自分が特別扱いをされていると

勝手に期待します。

 

なぜなら、それを望んでいて

そのためだけにメッセージを送ったり

相手を褒めたりしているだけなので、

ただの社交辞令だとか

そういうことを思いもしないのです。

 

自己愛性人格障害者は、

10相手が近づいただけでも

100相手に踏み込んでもいいのだと

言われた、というような錯覚を覚えます。

 

それは、相手に振られるかもしれないという

少しの可能性でさえ

ストレスになるから、

頭の中からその可能性は除外しないといけないからです。

 

なので、

「こういっていたから

自分に惚れているに違いない」と

どんどん勘違いしていきます。

 

そして、

自分がただ不特定多数として扱われていた

ということに気づくと、

「この裏切り者」

「期待させておいて」

とこれまた勝手に憤慨するのです。

 

ある意味独り相撲をとってしまうのも

自己愛性人格障害者の特徴といえるでしょう。