自己愛性人格障害者のなれなれしさ

自己愛性人格障害者の

なれなれしさというのは独特です。

 

特に親しくもない相手に

ちょっと接しただけですぐ友達になったような

気分になり、

距離を相手が思っているよりも

ぐいぐい詰めたり、

冗談で失礼なことを言ってしまいがちです。

 

 

いわゆる、「空気が読めない」

といわれる人間のなかにも

自己愛性人格障害者はいます。

 

空気を読むふりは得意なのですが、

空気を読んでいるという演技が

たまに白々しすぎることがあるのです。

 

自己愛性人格障害者というのは

他人との距離感を上手に保てません。

 

自分のスペース、相手のスペースというものが

よくわからず、

他人の踏み込んでほしくない領域にも

ズカズカと入っていくからです。

 

しかし、いろんなことを許容してしまう人は、

自己愛性人格障害者のこのなれなれしさまで

許容してしまうでしょう。

 

ちょっとした違和感があっても、

ちょっと接しただけでは

その人の本質は分からないから・・・なんて

感覚で物事を考える人も

自己愛性人格障害者のなれなれしさを

許容しがちです。

 

しかし、この違和感に対して

自己愛性人格障害者に「あなたはちょっと

自分と合いません」

という態度を出さない人というのは、

自己愛性人格障害者のターゲットとして

選ばれるハードルを一つクリアしているとも

いえます。