コミュニケーション障害があるのにコミュニケーションをとりたがる

自己愛性人格障害者の問題点というのは、

対人コミュニケーションをとりたがるという

ところにあります。

 

むやみやたらに

コミュニケーションをとろうとするという

意味ではなく、

ターゲットに依存しやすいという意味です。

 

生涯一人でいようとする

自己愛性人格障害者は皆無です。

なぜなら、自己愛性人格障害者は

一人で生きていくことになんの意味も

見出しません。

 

一人で生きていくということは

何も依存せずに生きていくということであり、

それが出来ないからこそ自己愛性人格障害者な

わけですから。

 

自己愛性人格障害自体は

対人関係さえ持たなければ

生きていくのに何の支障もありません。

日常生活を送るのに、

特にこの障害は影響しないからです。

 

問題を抱えるようになるのは

対人関係が深まってからで、

相手に対して依存してもいい、

責任を押し付けてもいい、

と思える段階なら

いくらでも他の人に責任を押し付けますし

他の人が加害者であるという

言い分にまわります。

 

どうしてもそういう風にしか

生きていけないのです、

なぜ自分は自立できないのか?

なぜ自分の人生は無意味だと思うのか?

なぜすばらしい人間のはずなのに

責任を押し付けられなければ

ならないのか?

 

そういうことのストレスから

逃げ回るには他人が必要ですから。

 

他人さえ近づけなければ

問題なくすごせるのに、

そういう自分を認められずに、

どうしても他人と接触したがるのが

自己愛性人格障害者です。