早口でまくしたてる

自己愛性人格障害者は、

普段は寡黙な場合であっても、

人を批判するときやパートナー、ターゲットに対して

説教をしようとするときは

早口で畳みかけるようにして

追及します。

相手に反論させないため、

というような見方もありますが、

実際には「相手が反論したいと思う」とか

相手の話を聞きながら議論する、とか

そういった感情がなく自分の言いたいこと、

感情を一気に噴出させようとするため、

自分が早口でまくしたてているなんて

そういう印象すら抱いていません。

自分の言いたいことだけを、ただ言っているだけです。

そこに、相手がどう思うかとか

相手にも言い分があるとかそういったことを

考える余地がないのでそうなるだけ、

ということです。

基本的にそういう状態になったときは、

相手にどうにかして自分の気持ちを分からせて

やらねば、相手がどれほど無知なのかを

知らせてやらなければという

そういう気持ちが収まらない状態です。

そしていくら自分の言いたいことを詰め込み

凝縮して話したとしてもそれでは鬱憤が収まらず、

その早口のままひたすら喋り続ける、

相手を追及するのが特徴です。

言われたほうはよくあそこまで饒舌に、

ぺらぺらと言葉がよく出てくるものだと

言われたことに不服ながらも感心しますが、

実際には自己愛性人格障害者も

「相手への配慮が全くない」「感情があるようで、ない」

ので、相手に対してより大きくダメージを与えられるような

言葉選び、いかに自分の言っていることが正しいかということだけに

集中してしゃべることができる能力があるという

一つの指標でもあります。