自己愛性人格障害者は「穏便」に済ませられない

自己愛性人格障害者から

「なんの被害もなく逃げたい」とか、

事を穏便に済ませたいとか、

そういうことはまず不可能だと思っておいたほうがいいでしょう。

 

相手は、どういう事柄でも

大きく出来る人物です。

どんな小さなことでも

大袈裟に騒ぎ立てることの出来る、

そういう人たちです。

 

もし、ターゲットが自己愛性人格障害者から

逃げようとしたときも、

逃げ出すことが罪だ、ということを

ターゲットに、周りに知らしめようとするでしょう。

自己愛性人格障害者から逃げるのは

自己愛性人格障害者が逃げられるほどの

ひどい仕打ちをした人間である、

というわけではなく、

 

立派に仕事をして

立派に家庭を守っている人間、

立派に組織の調和を考えている

人間の足を引っ張ることだけを

考えている、

将来のことなど何も考えていない

だらしのない人間だから

逃げるのだ、

ということにして、

 

そんな理由では逃げられない、

お前がそういう人間だということを

言いふらしてやる、制裁が必要だ、

という形で逃げられないようにします。

 

ターゲットというのは

周りに迷惑をかけることを

恐れる場合も多いです

(大体の人がそうですが、

他人からの評価を異常に気にする

被害者の場合は特にその傾向があります)。

ですから自己愛性人格障害者のその脅迫に

屈するか、

あるいはそういう脅迫をされるということを

ある程度予想して、逃げるということすら

考えられなくなる、選択肢から

はずしてしまうこともよくあります。

 

とにかく、

モラハラというものは第三者には

非常に分かりにくいですから、

どちらの言い分が理にかなっているのか?

ということを必要なときに報せるためにも

証拠を出来るだけ録りためておくことが

必要となるでしょう。