自己愛性人格障害者と引きこもり

自己愛性人格障害があるからといって、

必ず自信満々で外に出て交遊関係を

広める者達ばかりであるとは

限りません。

 

とにかく家に引きこもり、

狭いコミュニティの中でしか

行動しない自己愛性人格障害者も

多く存在します。

 

あらゆる失敗体験を経て、

そうなる(引きこもる、あるいは

極端に行動範囲が狭まる)例も

少なくはないのです。

 

そんな自己愛性人格障害者でも、

自分を社会不適合者とか、

なかなか外に出られない…と

判断されることも、

自らがそう判断することも避けようとします。

 

つまり引きこもっているわけではない、

という形に持っていかないと

気がすまないのです。

 

外に出られないわけではなく、

選択的に外に出ていないのだと。

そういう事をひたすら主張し続ける

でしょう。

 

そうやって何度も言い聞かせることで、

「自分は社会に足を踏み出せない弱虫

などではない」という結論に、

自分自身も被害者も誘導しようとします。

 

特に引きこもり、という言葉だと

ポジティブなイメージを抱く人は

なかなかいませんから、

 

自己愛性人格障害者は

余計にそういう奴らと一緒にするな、

という反発心から

「なぜ自分は外に出ないのか?

それはその方が人生において最も

効率的だからだ」

という言い分を何度も繰り返すことでしょう。