目立ちたがりである

自己愛性人格障害者は目立ちたがりといえます。

しかし、条件つきの目立ちたがりです。

自己愛性人格障害者は、

不特定多数の人間から注目されたり

よくわからないコミュニティで

目立つのは嫌うことがあります。

 

なぜなら、

自己愛性人格障害者というのは

「特定の人間に対して、相対的に」

自分は偉い、自分は有能だ、

自分はすばらしい・・・ということを

証明したくなる障害なのであって、

ターゲットの適正もないような

人間に対しては

その自己愛の強さを満たすターゲットに

することが出来ません。

すなわち、自己愛性人格障害者は

無意識に、

自分が特別にはなれないような

人間と相対することは避けているのです。

ですから、

むやみやたらに目立つことを

避けようとします。

 

すべての自己愛性人格障害者が

目立ちたがりであるというのは

語弊があるということです。

しかし自己愛性人格障害者は

特定の人間の間では目立ちたがります。

もちろん、自己愛性人格障害者が

「自分は優位である」と証明できる

人たちのグループの中で

目立つことは望むのです。

そういう人たちの間にいると、

特にわざと目立つような言動をしたり、

自分の優位性をアピールするための

行動が増えたりします。

 

あるいは、

グループの人間関係を操作したいがために

あることないこと吹聴したりすることも

あるでしょう。

そのためにゴソゴソと動き、

よく目立った行動をします。

そして自分が一番であるということを

知らしめるのです。