天才が多いのか

自己愛性人格障害者は天才が多いのか?

というところですが、

基本的に「天才」なのかどうかというのは

他人が判断するものであって、

そもそも本当に才能があったのか、

それとも努力の賜物なのかということは

曖昧にされやすいです。

 

世の中は天才を作りたがりますから、

なんでもかんでも「努力の積み重ね」だけで

人が夢をつかむというのは

それこそ夢のない話だと

思われやすいからかもしれません。

自己愛性人格障害者の場合は、

確かに才能あふれるような、

有能な人材が生まれるのも

確かだと思います。

なぜならその執着心は

他の誰にも負けないからです。

 

強い劣等感を打ち消すために生まれた

優越感が、

自己愛性人格障害者を

「自分は特別な場所にいなくてはならない」

という想いにさせます。

それに自己愛性人格障害者は

「罪悪感」を感じる場面も

まったくありませんし、

職場のいちスタッフならまだしも

上の立場に行けばいくほど、

「自分は敬われて当然であり

自分の考えを押し通してかまわない、

他が配慮すべき」と思い込むので、

いちいち余計な配慮をしたり

人に遠慮したふりをしなくても

よくなります。

 

そうなると、

余計なことは他人に任せたり

責任転嫁することで、

自分はどんどん上に上がれます。

それに対して反省も後悔も

まったくしませんから、

それこそが自己愛性人格障害者を

上へとのし上がらせる

大きな要因となります。

遠慮がちな人材は他人のことばかり

考えて突っ走ることをしませんから、

自分のことしか考えない

自己愛性人格障害者にとっては

他人を出し抜くことの出来る能力が

たくさん備わっているので、

 

「天才」と呼ばれるような

人たちの中に混じっていても

おかしくは無いと思います。