すべてに対して無自覚である

自己愛性人格障害者は

自らが自己愛性人格障害を患っている

ということ自体に無自覚ですが、

それ以外にも無自覚に

人を傷つけています。

 

自分が罪を犯しても、

自分が罪を犯していることに

気がつきません。

自分が責任逃れをしてしまって

いることにも無自覚です。

 

本当は、

ターゲットを愛しているわけではないということも

知りません。

ターゲットが、傷つきぼろぼろに

なっていることも気づきませんから、

そうさせているのが自分だということも

無自覚です。

 

自己愛性人格障害者というのは、

すべてにおいて自覚が出来ません。

他人に対しても無関心で

どうでもいいと思っている自己愛性人格障害者ですが、

自分自身も曖昧な存在ですので、

自分に拘っているようでいて

本当は自分のことさえよく

わかっていないのです。

 

その場しのぎの行動しか出来ませんから、

自分が本当はどういう人間で、

何に対して恨んでいて、

何を欲しているのかということが

よくわかりません。

自覚、というものができないのです。

 

自覚というものは

自分が何をしているか、

自分が何を欲しているのかを

知るということですが、

それは自分を知らない限りは

出来ません。

自己愛性人格障害者は

等身大の自分を認識できませんから、

 

いつまで経っても

自分が人を傷つけるだけの

人生になってしまっていることを

自覚できないのです。