説教が大好き

自己愛性人格障害者は説教が大好きです。

大好きというより、自分の役目であり

自分が背負わなくてはいけない義務だ、

とまで感じているかもしれません。

それくらい自己愛性人格障害者は

説教を他人にすることを好むでしょう。

 

けれども実は、一番最初のきっかけというのは

別に説教が必要なことでもなかったりします。

 

自己愛性人格障害者というのはとにかく

話が長いです。

どこからそんなに語彙が出てくるのか?

どこからそのエネルギーがあふれて来るのか?

というほど長々と話をし続けられます。

ですから、自己愛性人格障害者の特性は

説教に非常に向いているといえます。

 

執拗であるし、その執拗さに自分では気づかない。

長々と話をして相手の時間を奪っているような

自覚もない。

相手に対して自分が正義でお前は悪なのだという

考えで対応するのも得意です。

 

そして自分は他人に説教するにふさわしい人間だと

思っていますから、

自分の説教は逆にありがたく聞いてもらえるものだと

思っています。

 

話がいつまででも長くなってしまう

自己愛性人格障害者にとって、

「説教」というのは都合のいい言葉でもあります。

 

ただ自分が自分の自慢話をしたいだけなのに、

ただ自分を正当化するためだけのものなのに、

ただ相手を貶めたいだけなのに、

説教といってしまえばそれ自体が

正当化されるような気分になるからです。