共依存

自己愛性人格障害者は

被害者に対して依存しますが

(というより依存出来る相手が

モラハラを真っ正面から受けるので

被害者になるだけですが)、

 

被害者も自己愛性人格障害者に

依存します。

 

被害者としての素質があるひとは、

この「依存心」というものを自覚しないと、

 

いつまで経っても

「自分は一生懸命尽くしてきたのに、

モラハラ被害に遭ってしまった」

という被害者意識から抜けだせず、

 

なぜターゲットとして選ばれたのか?

という仕組みが分からないために、

またモラハラ被害に遭う可能性があります。

 

被害者というのは、

自己愛性人格障害者が行う責任転嫁を、

苦しいと思いながらも

引き受けてしまう人たちです。

 

そしてそれは、

被害者が特別優しいからでも

他人のために尽くしたいからでもなく、

 

「これは自分の役目である」

「自分が行わなくては、

自分の評価が下がる」

と切迫感を感じるからこそ

行うだけです。

 

なぜそう感じるかというと、

そういう「本来、他人の課題」

であるものを自分が行うことが

習慣化してしまっているのと、

 

他人の課題を行うことで

自分の存在意義を保とうとする、

そういう特性があるからです。

 

逆に、他人の課題が引き受けられないなんて

道理にかなっていない、

自分は非道な人間だと感じてしまいます。

 

そういうひとは、

被害者としての素質が

バリバリあると思っておいたほうが

いいでしょう。

 

そういう被害者の、

「他人の課題を引き受ける」ことで

自分は役割を果たしていることにして

存在意義を保とうとする特性と、

 

加害者の

「他人に課題を押し付ける」ことで

自分の恥や責任を生まないようにして

存在意義を保とうとする特性が

合致して、

共依存というものを生みます。