約束を守らない人=約束を守れない人

約束を度々破る人がいます。

 

悪かったというような態度をとりつつも、

また同じように約束を破ってしまう人。

何度も守るようにいっても聞いているのかいないのか、

遵守できない人。

 

どんどん重症化してくると

約束を何度もしたのにそれでも約束がさも

なかったかのような態度をとったり、

悪びれている様子もなかったり、

自分の怒りと本人が感じている状況の深刻度が

全く一致せず、困っている人もいるかと思います。

 

約束を守る、というルールが守れない。

約束を守らない人はいつまで経っても守りません。

それが一度ならず二度、三度、と積み重なり

もはや何回反故にされたかもわからなくなってしまうことも

あるでしょう。

 

いつしか、約束を守る、ということよりも

「約束はちゃんと守りなさい」という

「約束を守ることを約束させる」ということまで

実施しなくてはならなくなります。

 

そもそも、そういう人というのは

責任能力がありません。

つまり、約束を守らないのではなく守れない人です。

そして重要なのが、責任が取れないから、

約束をしないとかではないのです。

 

責任能力がある人というのは、

守れない約束はしませんし、たまたま約束が

守れないときがあっても埋め合わせをしたり、

日時を自分から修正したりします。

 

何度も約束が破られると信用を無くすことなど

分かりきっていますから、そういう状況になるのだけは

避けようとするのです。

 

ということは、約束を何度も破るという人は、

・責任能力がないうえに、その自覚がない

・責任能力がないのはわかっているが、

約束を破ることについてもあまり罪悪感がない

・責任能力がむしろ高いと思っているので

安請負しやすいし、

責任感も罪悪感がもないのでさっさと約束を反故にする

・別に信用を無くしてもいい、そもそも信用されているという

感覚もよく理解できていない、むしろ相手を傷つけたいと

思っている(約束を守れないことさえ相手のせいにしたい人も

含める)

 

のいずれかのパターンに当てはまる、ということになります。

 

下にいけばいくほど、

約束を守る人に変化していくという期待値は

薄いでしょう。

約束の時間を守れないなどだとまた別の要因も重なってきます

(自分が約束の時間に遅刻されても全く気にしない人も

一定数いるからです)が、

共通していえるのは「他人の時間を奪っている自覚がない」

というところです。

 

約束というのはコミュニケーションですから、

コミュニケーションにほころびが見られてしまうのは

しょうがないとも言えます。