ナルシストであることの唯一のメリットとは

ナルシストであることの

メリットは、

ずばり「無敵になれる」という一言に

尽きるでしょう。

 

ナルシストは非常にタフです。

本来はものすごく弱く、脆い存在で

あるのに、それを察知した心理防衛機能が

フルに働いてくれますから、

とにかくどんな暴言を浴びせられても

まずそれを「実感」できません。

 

他人がどれだけ

モラハラ被害でボロボロになり

泣いていたとしても、

それに「共感」できませんし、

自分のせいだと「罪悪感を持つことが

まずありません」。

 

それどころか

「泣きたいのはこっちだよ!

もっとボロボロになって反省しろ!」

とまで言えるでしょう。

 

見るからにボロボロになっている相手に

「おい、もっとボロボロに

ならないとこっちの惨めな気分には

ほど遠いぞ」と言えるのは、

相手の辛いという感情が

全くわからないという何よりの

証拠であり、

 

そもそも自分の被害者意識が

強すぎるために

その意識に相手の感情というのは

書き消されてしまいます。

 

自己愛性人格障害者は

どれだけ非難を浴びせられても

「自分が正しいのだ」という軸から

外れることはありませんし、

傷つくこともありません。

 

ですから心理的には無敵状態といえます。

 

むしろ非難を受けようものなら

自分は攻撃をしかけられた側だから

いくらでも正当防衛が出来る、と

燃料として最大限に利用し、

 

相手を10倍もの非難で

追い込むことができます。

 

相手の心の傷が全く分かりませんから

いつまでも連続してその攻撃を

続けることもできますし、

セーブすることも出来ません。

 

すべて自分のためだけに動くことが

でき(結果、効率の悪い人生には

なってしまいますが)、

心が崩壊するほどのダメージは

なかなか受けない、というメリットが

あります。