モラハラは、ただのシステム

モラルハラスメントは、

自己愛性人格障害者が

意図的に行っているものではありません。

むしろ、

彼らは「仕方なく、そうなっただけだ」

という弁解を繰り返すでしょう。

それはあながち間違ってはいないのです。

自己愛性人格障害者というのは

「自分が損を被ることが出来ないので

他人から何らかの搾取を行わざるをえない」

「自分が称賛されるべき人間でなくては

ならないので他人を蹴落とし非難

せざるをえない」

という特性を持ち合わせていますが、

それを自覚することは一生ありません。

なぜなら、

その心理過程は無意識に

行われ、認知できないからです。

被害者が「モラハラをやめて」

と言っても加害者側が

モラハラがやめられないのは

このためです。

彼らが、

「ただストレスがたまっていただけだ」

「治すために頑張っている」

と言うのは、

自分のモラハラ思考というものを

全く理解できていないときによく表れる

言葉です。

そもそも、

自己愛性人格障害者の心を

崩壊から救うために

無意識に行われるもの、

自動的なシステムなのですから

モラハラを治せというのは

無理な話でしょう。

たとえばそれは

窮地に立たされても

文句は言わずじっとしていろ、

と言っているのと同じなのです。

もちろん被害者は被害者なのですから

モラハラを辞めてほしいのは

当然としてあるとは思いますが、

自己愛性人格障害者も実際に

些細なストレス、

他の人なら当然の如く耐えられるような

プレッシャーでも

「危機的状況に晒されている感覚」

「誰かがわざと、意図的に操作し

自分に加害行為を行おうとしている感覚」に

なってしまうという事実がありますから。