自分は「バカにされている」という思い込み

自意識過剰な人は

「公的自己意識」が強すぎるせいで

公にどうみられているかが気になりすぎ、

自分を出せずに辛い思いをする。

 

ということは過去記事でも書いてきました。

 

そして、自己愛性人格障害者が

自意識過剰な状態であるということも

お伝えしてきました。

 

自分がバカにされている、ということは

真実ではなく思い込みなのです。

 

ところが、最初はその「公的自己意識」が強いからこその

「他人から変に見られているのでは?」という

意識が強くなり、

自分がバカにされているのでは?という被害者意識が生まれ

ているだけなのですが、

 

途中から思い込みではなく、本当に

バカにされるようになってしまうことも

度々あります。

 

なぜなら、人を蔑んでいるとそれを他人が感じ取り、

その人を反対にバカにするようになります。

人を馬鹿にしている人が、逆に他人から格下に見られて

しまうのは心理学的な働きによるものです。

 

自己愛性人格障害者の場合、

その蔑む目を隠していたり後々隠しきれなくなったり

しますから、コミュニティや会社組織では段階に応じて尊敬されたり

馬鹿にされたり・・・・と評価は変わるでしょう。

 

蔑みが思い込みではなく本当にさげすまれていると

感じたとき、

「ほら、やっぱり!だから他人は信用置けないんだ」

という風な態度をとるのですが、

 

実際は「他人は信用できないような愚か者だから、

人を馬鹿にしてばかりいる」のではなく、

最初からそう決めつけているからこそ

そういう結果がついてきた、と

いったほうが早いでしょう。

 

その思い込みはどう考えても

個人を良い方向には導いてくれないものなのですが、

心が弱い人がそれでも自分を守るために

そういう態度をとってしまうのは必須になります。