毒親ほど自分を完璧だと思っている

毒親というのは、

子供に対する共感性がまるでありません。

 

子供はこう思うだろうから

ここは抑えようとか、

子供の立場に立ってみたらこうだろうから・・・とか

そういう想像を膨らませることをしません。

 

自分が善だと思ったことは

子供にやらないと気が済みませんし、

子供にとっても善だと思い込んでいます。

 

しかし、子供は子供でも一個の独立した存在です。

10歳の子供ですら、親とは違う価値観を持ち、

親の好みとは違う自分の趣味や興味の世界を持っています。

 

しかし、自分を「完璧」だとする親は、

そういう興味すら押しのけて、自分がやらせたいと

思うことをやらせます。

 

そして自分が近づきたいと思ったタイミングで

子供に近づき、プライベートから何からまで

詮索し、世話を焼きたいときに自分のストレスには

ならない範囲で世話を焼こうとします。

 

「子供はどうしてほしいのか」というような

そういう想像は皆無です。

子供が醸し出す空気は読みません。

大事なのは、「自分がどうしたいか」というただそれだけで、

「相手もこうされたいはずだ」というような

勝手な思い込みのもとで行動しようとします。

 

そしてそれが、完璧で文句のいいようがない

素晴らしい子育てだと自負しています。

まるで、自分には欠点など一つもないような、

子育てで間違っているところなどあり得ないような、

そういう考えかたしかできないのです。