自己愛が強い人の過敏性とは

自己愛が強い人の・・・つまり

自己肯定感が低い人の「過敏性」を分類して説明します。

ちなみに、これは自己愛性人格障害者より

被害者に当てはまることが多いかもしれません。

なぜなら、自己愛性人格障害者も間違いなく下記のような特性を

持ってはいるのですが、それを自覚することはないからです。

代わりに、下記のような状態やシチュエーションになるのを避けるために、

モラハラ思考になることはあるでしょう。

 

1.自分の欠点・失敗を少しでも悪く言われると

ひどく動揺する。

この「少しでも」悪く言われると、というところが

結構ミソで、

会社で指摘される真っ当な意見なども全部、

「自分の価値を貶める」というよりは「自分そのものを

危機に陥れる」というような感覚に襲われます。

冗談などが通じないのもこれが起因します。

 

2.人といると、馬鹿にされたり軽く扱われないかと

不安になる

人が何も言っていなくても何をしていなくても、

被害を受けるのではないかと勝手に妄想し、

不安に駆られます。

 

3.周りの人に、自分が変な人に思われているのではないかと

不安になる

自分は変わった人だと思われていないか?

変わり者・・・つまり、個性的とかいうポジティブな意味ではなく

社会的に孤立しやすいような人間なのではないか?

阻害されやすい人間なのではないか?

と思われていると感じやすいです。

 

 

4.ほかの人に注目されないと、自分が何の価値もないような

人間のように感じる

注目を浴びる、ということに恐怖心を抱いていたかと思えば、

逆に注目される(いい意味で。賞賛を浴びる)ことがないと

無価値と判断されるように感じます。

なので、注目を集めるための言動を惜しみません。

 

5.常に目上の人や地位のある他人に認めてもらわないと、

自信が持てない

権力者に認めてもらうような態度、言動をとってもらうことを

何より好みます。

なので相手が発した、自分を褒めるような些細な発言だけは

非常にポジティブにとらえ、

「こんなに褒めてもらえた」と大々的に宣伝することもあります。

 

過敏、ということはそれだけ

「自己肯定感が低い自分をさらに追いつめるような

材料はないか?」ということに対して

過敏であるということです。

さらに、「自分の自己肯定感の低さから気を紛らわす、

何かいい材料はないか?」

という優越感を得るための情報も

敏感にとらえようとしている証でもあります。

 

つまり、それらに属する情報であれば

些細なものでもいいほうに、あるいは「悪いほうに」

捉えやすいということです。