対処法

まず心の持ち方として、

自己愛性人格障害者の前では自分を明かさないこと、

そしてモラハラ発言に対していちいち感情を

左右されないことが必要です。

 

自分を明かさないということは、

とりあえず情報としてここまでは明かし、

ここからは明かさないということを

自分の中で線引きするということも同義です。

自己愛性人格障害者に与えた自分の情報を、

自己愛性人格障害者が避難しないとも

馬鹿にしないとも

悪用しないともいえません。

 

それが嫌なら情報はすべては明かさないことです。

被害者は真面目な人も多いですが、

真面目というよりどちらかというと融通が利かない、

「生真面目」な人も多く、

それは隠しごとじゃないか、そうするとモラハラ加害者が言う通り

やましいことがあるから隠し事をしている、と言われてしまう・・・

などと考える人もいます。

しかし、情報を明かすメリットとデメリットを

もう少し理性的に考えるべきです。

自己愛性人格障害者にとってターゲットの情報というのは

モラハラの道具としてしか利用価値がないのですから。

 

次に、モラハラ発言にいちいち

左右されないこと。

もちろん、まったく左右されないということが

理想であるわけではありません。

あくまで、芯の部分は売り渡すなということです。

いくら自己愛性人格障害者であるから

被害者の感情は見ることができないといっても、

モラハラ発言はとても辛辣なものが多いです。

その言葉に傷つくことも、

打ちのめされることもあるでしょう。

ただ、その経験は感情を麻痺させる一つの要因にもなります。

どんどん、モラハラ発言が当たり前のようになってくるのです。

そこまでいくと、自己愛性人格障害者への期待がどんどん

薄れてきていて、

 

「どちらにしろ、この人はこうでしかない。

それ以上でもそれ以下でもない」

という考え方に変化していきます。

これはただのモラハラである。と考えることは

被害者にとっては辛い事実ですが

それは自分を守る思考でもあります。

 

 

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

 

 

 

次に、録音は必ずしておくこと。

録音は、できるかぎり携帯やスマホで行い、

見つかるリスクを少なくしておくこと。

録音なんかしてもどうしようもないと思っていても

思いながら、必要性なんか感じなくてもいいから

とにかく録音しておくこと。

録音ボタン一つ押せば、アプリで録音は勝手に

やってくれますから手間はいりません。

録音は、暴言とかが始まりそうな予兆のときも

行っておく。また、普通に接しているときの様子も

いくつか録音しておくこと。

実際にこういう優しいことをこの時期に言いながらも、

翌日には訴えが変わったり暴言に変わったり・・・

なんてことを全部あますことなく録音しておくことが

必要だからです。

スマホアプリだと録音開始時に音がするものもあるでしょうから、

そういうときは必ず動作確認をしておくことです。

あるいは音がしても問題ないとき、

モラハラ加害者が不在の時に行うといいでしょう。

 

自己愛性人格障害者に

墓穴を掘ってほしいときには、

自分が嫌だと思うことを隠す。

そういうそぶりを見せない。機械的に対応する。

モラハラ加害者がそうせざるを得ない展開に持っていく。

そういう対応が必要です。

 

自己愛性人格障害者のモラハラは激しいものの、

行動パターンが限られていて弱点があります。

それは、モラハラ思考でしか行動できないということです。

 

損か得かでいえば、得しかえらべません。

ストレスがかかるようなこととかからないようなことは、

かからないほうを選びます。

分からないことは恥だと思い、わかるフリをよくします。

謝ったほうが得だと思えば、土下座でもなんでもします。

モラルを問われればモラルを説くしかありません。

他人を助けるフリはしますが、秤にのせたら自分に比重がいき

自分を守るしかできません。

 

だから被害者が苦しむのですが、

だからこそ自己愛性人格障害者の弱点でもあります。

策略に乗りやすいのが自己愛性人格障害者です。

それはなぜかというと、モラハラ思考でしか物事を見れず、

現実を見れないからです。

第三者の協力者がいると、自己愛性人格障害者は簡単に

墓穴を掘ります。

脅されてもターゲットがいる場所が分からないと手出しができず、

連絡が取れないと投影もできず、SNSやブログもわからないとなると

どんどんターゲットとしての魅力を感じなくなっていくのも

自己愛性人格障害者の特徴です。

 

 

なぜ心は病むのか―いつも不安なひとの心理

なぜ心は病むのか―いつも不安なひとの心理

  • 作者: アルフレッド・アドラー,長谷川早苗
  • 出版社/メーカー: 興陽館
  • 発売日: 2019/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る