自己愛性人格障害者と離婚するとき、必ず子供は引き合いに出される

自己愛性人格障害者と

離婚したいと思った場合、

 

自己愛性人格障害者と

ターゲットの間に子供がいる場合、

 

必ず子供は

離婚すべきでない理由として

引き合いに出されるでしょう。

 

よくあるパターンは、

「子供は渡さない、

お前だけ出ていけ」

「離婚する気はない。

子供がいるのに自分だけ自由にしたい

からって離婚を切り出してくる

お前の気が知れない」

「こどものことを第一に考えろ」

「家族なのだから、

離婚とか簡単に言わずに協力して

支えあっていくべき」

「離婚したいなら会議を開いて

子供たち全員にお前から説明して、

みんなが理解してちゃんと

納得するのを見届けたら

別れてやる、

お前には説明の義務がある」

「こどもは、離婚なんて言い出した時点で、

悲しむだろうな」

 

などです。

 

真っ当な意見のように感じることも

あるでしょう。

そう、意見だけは至極真っ当です。

自己愛性人格障害者は、

意見だけは正しく感じます。

なぜなら「モラルを武器に

攻撃するから」です。

 

ターゲットも

「確かに、こっちが言い出した

ことだから…言う通りにしないと」

と思いがちです。

 

けれども、

ターゲットからの立場ではなく、

自己愛性人格障害者に着目して

考えてみましょう。

 

片方が離婚したいと思っている

段階で

片方の気持ちをまず汲もうとしない、

その意味を考えてください。

 

離婚したい、となったときに、

「なぜ離婚したいと思ったのか?」

ではなく、

「離婚なら子供が傷つくぞ」

という言葉が出てくるその意味を。

 

そういう言葉を出してくる相手だからこそ、

結婚生活が成り立たないのだ…。

ということを、ターゲットは肌で感じて

いるわけです。

 

自己愛性人格障害者は、

子供が大事だから離婚したくない、

と言っているわけではありません。

 

自分が強烈にターゲットに身を委ねていて

離婚できないだけなのに、

 

離婚したくない理由を

「こどもが大事だからだ、

こどもを第一に考えているからだ、

お前と違って」

というふうに変換しているからです。

 

そうやって、

自分が正義で離婚を言い出す

お前が悪。

という形を作り上げます。

 

つまりこれも、

モラルハラスメントの一種と

いうことになります。

 

しかし、そもそもモラルハラスメントの

加害者の下に育つということ自体が

子供もモラハラ被害に遭うということに

なりますから、

子供を将来のモラハラ被害者、もっといえば

モラハラ加害者にしてしまう

可能性を孕むわけです。

 

そう考えれば、

「自分はこどもが大事、

お前はそうじゃない、

離婚なんて考えもできないことを

言い出すんだから、

とんでもないやつだな」

という脅迫に対しては、

「子供を被害者にするくらいなら

とんでもないやつになったほうがいい」

と割りきったほうがよいでしょう。