依存性を高める思考

依存性を強める思考があります。

 

それは、「自分はダメだ」という感覚です。

特に、依存状態に陥っている自分を

自覚していてもしなくても、

劣等感が強い状態にある人などは

「自分はダメだ」

「価値のない人間だ」と思い込みやすく、

それがより依存状態というものを強めます。

 

劣等感と優越感は表裏一体である

ということをこのブログでは何度も

伝えていますが、

劣等感が強い状態であると優越感が

強い状態にもなってしまい

「自分はダメだ」という劣等感と、

「自分がここまで傷ついているのに

なぜ誰も何もしない、してくれないのだ

(私だったら苦しい人がいたらこうするという

優越感、誰もが自分を支えるべきであるという

優越感)」にも変化し得るということです。

 

つまり、他人にどうにかしてもらおうという

意識が強くなるゆえに

依存度が高まるという仕組みです。

 

それが、自分はダメだという劣等感が

依存を強めてしまう一つの理由ですが

もう一つあり、

「自分はダメだ」という感情が強ければ強いほど、

人は快楽に溺れやすくなります。

 

ある人はアルコールに溺れ、

ある人は恋愛に溺れることでなんとかしようとする。

ある人はパチンコに明け暮れるかもしれませんし、

複合的な人も非常に多く存在するでしょう。

「脳内の快楽物質」というのは、とても分かりやすく

人を苦悩から(一時は)助け出してくれます。

 

しかし、それは一時的に

苦悩から目をそらしているだけですから、

「ああ、またやってしまった(また同じような

男に引っかかった、また酒を飲んでしまった、

またパチンコで金を遣ってしまった・・・)」

というような感情が襲ってくるのは当然のことで

 

その行為をして逃れている自分自身を「ああ、

やっぱり自分はダメ人間だ」と評してしまい、

その苦悩から逃れるためにまた酒を飲む、

誰かを愛し愛されようとする、

パチンコに明け暮れる・・・というループに

陥りやすいのです。